南アフリカ観光局
ソウェト生誕100周年記念遊歩道
南アフリカ最大のタウンシップであるソウェトに100万個の御影石を使用した記念遊歩道が登場します。
先頃、遊歩道の始点に記念すべき最初の敷石が整備され除幕式が行われました。この遊歩道の整備は、ソウェトの生誕100周年を記念する"Soweto100"プロジェクトのメイン行事のひとつ。このプロジェクトは、ソウェトの人々が自分達のユニークな文化やライフスタイルを再認識し、その魅力を国内外に向けて発信する様々なイベントや事業を展開するもので、観光地としてのソウェトの知名度アップにもつながると期待を集めています。
遊歩道が整備されるナレディとオーランドという2つの地点を結ぶ約8.5Kmの道のりは、1976年6月16日の「ソウェト蜂起」の際、約一万人の学生がデモ行進を実施したルートで、周辺には歴史的スポットが数多く存在します。
へクター・ピーターソン少年が警官の放った銃弾に倒れたオーランドには、3年前に「へクター・ピーターソン博物館」が建てられ、世界中の人々がアパルトヘイトの実態を知るきっかけとなったその事件に関する詳しい資料が展示されています。
また、博物館のそばにある「フィラカジストリート」は、ネルソン・マンデラ元大統領とデズモンド・ツツ元大司教という2人のノーベル平和賞受賞者を輩出した通りとして有名です。
2人の家は当時のままの姿で残されており、マンデラ元大統領の家は「マンデラ・ファミリーミュージアム」として公開されています。アパルトヘイト撤廃運動の拠点とも言うべきレジーナ・ムンディ教会も必見。ヨハネスブルズの南西にあり、現在約200万人が暮らす活気に溢れた町ソウェトを観光する際には、ツアーに参加するのがお勧めです。
歴史的なスポットを巡るだけではなく、地元の居酒屋「シェべーン」で地ビールや郷土料理を味わったり、一般家庭を訪問するなどの様々な体験が用意されており、地元の人々の生活と明るく陽気な気質を肌で感じることができます。
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by goafrica
| 2008-08-10 03:27
| 南アフリカ